レッドリボン軍の創業者の蓼沼(タデヌマ)です。

2005年に本格的に活動を開始した当チームは、多少のアップダウンはあったものの毎週土曜日はコンスタントに活動を行うチームでした。

コロナ禍以降、当チームの運営状況は下降の一途をたどり、徐々に活動数が減っていき、2023年はエントリーした関東草野球リーグの殆どが不戦敗で活動数も創設以降では、過去最低となりました。たまに活動できても毎週助っ人だよりで苦しい台所事情でした。

2024年のメンバー更新では、そんなチーム状況をのせいもあり多くのメンバーが離脱し、所属人数が過去最低になりました。

正直な所、私自身も「さすがにもうダメかも」と思いました。とはいえ、私自身2021年以降ほぼ参加しておらず、何も申し上げられる立場ではありません。

このもう終わりかなと思ったのが今年の2月中旬ころ、ところがそこからたったの3ヶ月で毎週助っ人無しで活動ができるようになり、いつの間にか第三次黄金期の到来が見えるまで、チーム事情が好転した要因・・・・それは・・・

その前に、第一次黄金期と第二次黄金期についてちょっと振り返りたいと思います。

第一次黄金期 2009年~2012年

創設当初の2005年~2007年頃までは、所謂殆どが素人の集まりでした。はじめて公式戦(GBN)にエントリーした2007年 一番下のリーグでしたが奇跡の大逆転優勝を遂げて、翌年の2008年2部昇格 春大会こそ開幕から屈辱の3連敗を喫し予選敗退も、秋大会頃から創立から所属したメンバーが力をつけてきたことと、経験者が新たに入部してきたこともあいまり、全勝優勝で飾り東京ドーム行きをかけた決勝トーナメントに進みました。

  • 2009年 GBN2部予選優勝 決勝トーナメント進出 1回戦敗退
  • 2010年 GBN2部予選優勝 決勝トーナメント進出 準々決勝敗退
         草魂カップ準優勝
  • 2011年 GBN2部予選優勝 決勝トーナメント進出 準決勝敗退(ここで勝てば東京ドームだった)
         草魂カップ準優勝
  • 2012年 GBN1部昇格予選優勝 決勝トーナメント準々決勝敗退

2012年までは、予選は毎年優勝。2012年に1部に昇格しても優勝するなど、この頃は強豪チームである自負もありました。特に投手力と守備力に長けたチームで2010年はチーム通算防御率が1.01でした。公式戦限定だと0.40!!

第二次黄金期 2017年~2019年

2013年はワイルドカードでギリギリ決勝トーナメントには進みましたが決勝トーナメントでは圧倒的な力の差で所詮敗退。以降公式戦では勝てない年が続きました。黄金期に主力だったメンバーが仕事やご家庭の都合で参加率が減り、小さな大会に出ながら少しづつチームを再建しました。

2017年に3部からのスタートで、関東草野球リーグに初参戦。予選は危なげなく全勝優勝。決勝トーナメントに進んだ瞬間一気に相手のレベルが上がる中、ダブルヘッダーで3人の主力投手のうち2人が欠席という厳しい台所事情にも関わらず、2試合連続先発でエース福崎が無失点に抑える大活躍。勝てば西武ドーム行きが決まる準決勝の相手は明らかに格上だったが展開もあり7-0で完勝。伝説の決勝戦 チーム初のプロスタ進出を果たす。

2018年は昇格した2部で展開もあり予選4位(11チーム中)となり決勝トーナメント進出を果たせず。仕切り直しの2019年は勝点同率ながら得失点差で予選突破を逃した。2部でも充分にやっていけるという手応えを感じた矢先、翌年からコロナ禍以降、チームは下降の一途をたどることになる。

第三次黄金期到来の予感

今年の早春まで廃部も頭をよぎるほどだったチームがなぜ、5月26日現在、第三次黄金期を予感させるほどに急速な再建を見せているのか。

その背景は、たった一人の選手による たった一人の熱狂とも言えるほどの情熱に他ならない。

その選手こそが、今年から部長を務める志村さん(#25)である。昨年加入した若手3人組がとにかく良いと志村さんがいい、半ば強制的に開催された3人の歓迎会を行ったのが今年の2月。縁とは不思議なもので、ここ数年しばらくチームに関わってない蓼沼がその歓迎会に行き、若手3人と接触して感じたこと「彼らはグッドである。素晴らしい」

志村さんが「あいつらがこれからのRRGを背負っていく」と何度も言った。そしてたった数ヶ月でその言葉は本当になりつつある。

急速に増える部員。転職に成功し戻って来る部員。気づけば8週連続助っ人無しで活動。ダブルヘッダーもしばしば行えるようになり、球場確保能力も第一次、第二次黄金期と同等のレベルにまでなった。

メンバーの顔ぶれを見ても、第一次、第二次にひけを取らない選手たちがそろっている。そして何より、チームの雰囲気やチームワーク、結束力は過去最高であると自信を持って言える。

創業者であり、初代監督であり監督を退いたあともGMとしてチームを支えてきた後、ほぼ完全にただの創業者でお飾りになったためスポンサーになった私蓼沼ですが、今年のチームに関しては色々陰でバックアップさせて頂いております。

もう一度プロスタへ行きたい。このメンバーで。志村さんが口にする「2017年の西武ドームでの忘れ物」を取りに行きましょう。

過去仲良くさせて頂いていた代表者の方で、レッドリボン軍は終わったと思っている代表の方は、是非また御縁を頂きたく切にお願い申し上げます。